安心と活力ある健康長寿社会

2015年9月15日

こんにちは、愛知県議会議員の鳴海やすひろです。

9月15日の「老人の日」から21日の「敬老の日」までの1週間は「老人福祉法」に定める「老人週間」です。

「老人の日・老人週間」(老人福祉法第1章第5条)には、①国民の間に老人の福祉への関心と理解を深める、

②老人が自らの生活の向上に努める意欲を促す、という二つの目的があります。

 

国においても、「みんなで築こう 安心と活力ある健康長寿社会」を標語として掲げ、下記の6つの目標を目指して、全国的にキャンペーンを展開しています。

1 すべての高齢者が安心して自立した生活ができる、保健・福祉のまちづくりを進め、ふれあいの輪を広げよう。

2  高齢者の知識、経験や能力をいかした、就労・社会参加・ボランティア活動を進めよう。

3 高齢者の介護予防、生きがい・健康づくりへの取り組みを進めよう。

4 高齢者の人権を尊重し、認知症高齢者への支援のあり方や介護問題等をみんなで考え、高齢者や介護者を支える取り組みを積極的に進めよう。

5 高齢社会における家族や地域社会等の役割を理解し、お互いに協力して安心と活力ある長寿社会をつくろう。

6 減災や防災への取り組みに関心を持ち、日頃から地域でのつながりを築こう。

 

また、愛知県では、今年数え100歳を迎えられた方々に敬老祝い品を贈呈しております。

男性は217名。女性はなんと男性の6倍以上の1335名です。男女合わせて1552名の方にお祝い品の贈呈です。

今年は県内の伝統工芸品の尾張七宝額「かきつばた」だそうです。(かきつばたは愛知県の県花ですね)

これで愛知県内の100歳以上の方は合計で2421名になり、平成2年の122名から四半世紀25年でおよそ20倍になっております!

多くの方々が健康に長生きされるのは、大変喜ばしいことではありますが、その一方で、残念なことに高齢者の方の交通死亡事故も増加しており、

県全体の交通事故死者数138名の内、半数以上の75名が高齢者の方です。(平成27年9月10日現在)

事故類型を見てみると、出合頭20名、横断中18名、車両単独9名、正面衝突2名などとなっており、

つい先日、一週間前にも、中村区宿跡町において、高齢者の交通死亡事故が発生してしまいました。

そういった中、現在、愛知県議会では道路上の一時停止の白線について塗り直しの予算を要求しています。

ご近所におかれまして、白線が消えている、あるいは消えかかっているものがございましたら、ぜひ鳴海やすひろまでお知らせください。

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 (住民の方からご要望のあったほとんど消えてしまっている白線についての調査。こちらは停止線ではありませんでしたが。)

 

9月定例議会の開会を明後日17日にひかえ、高齢者の方々が、元気に健康で、長生きできる活力のある社会や残念な事故によって命を落とすことのないような安心して住める社会を、皆さんとともにつくっていきたいと改めて強く思う一週間にしていきたいです。

日吉GG

(日曜日の朝、いつも温かく迎えてくださるお元気な日吉学区のグランドゴルフの皆さんと)